サッカーが巧い:合宿行ってきました

 
7月23/24/25日は、なのはな稲毛恒例の夏合宿でした。
4年生以上が対象で、技術・気持ちの面でかなり厳しく追い込んでいきます。僕は24日から参加しましたが、この合宿で鍛え上げられた精神は、今後の大会や今後の人生で大きく役立つと思います。
 
しかし...6年生(トップチーム)とのゲームは疲れる。走力やテクニックでは、すでに負けてるかも。コーチも日々精進が必要です。
 
 
今回、合宿中にあるコーチから聞いた話がとても印象に残りました。
『サッカーが巧い』と『技術が巧い』
 
スペインのコーチから見ると、日本人は『技術は巧いが、サッカーが下手』なんだそうです。社会人で言えば、勉強は出来るが仕事は出来ないってことでしょうか。
 
技術が巧いというのは、ボールを止めるとか、リフティングが出来るとか、フェイントが巧いとか、ドリブルが速いとか...要するに、個人のサッカーに使う技術の高さをいう様です。
 
一方、サッカーが巧いというのは、パスをする判断だったり、スペースに動く判断だったり、カバーリングする判断だったり...つまり、試合に勝つ為の判断・行動を、素早く適切に行え、それに対応する技術を持っていること。主に、この判断の部分なんでしょう。
 
 
分かりやすく例を挙げると、低学年で試合をやれば『団子サッカー』になってしまう。これはサッカーが巧くない(サッカーを知らない?)から。
 
サッカーが巧く(サッカーを知る?)なってくれば、目の前に相手がいればフリーの味方にパスをする。なぜならボールを奪われる可能性が低いから。でも、ゴール前でチャンスなら勝負する。試合に勝つ為に、瞬間瞬間複数の選択肢を持ち、最良の選択を行う技術。この選択肢が増えるから団子にはならなくなるんですね。
 
今回の合宿で、トップチームのメンバに対しては、この『サッカーが巧くなる』為の指導をしていました。でも、これってなかなか教えて出来ることではないようです。
  
今、4年生で、きらりと光る選手がいます。フォワードをしているんですが、ボールをもらう動き方や、ボールを止めてシュートを打つ時の感覚が図抜けています。フォワードとして、とてもサッカーが巧い選手だと思いました。
 
あるコーチに聞いたら、その選手は、毎朝プロサッカー選手のプレーをDVDでみているそうです。常に自分の中にイメージを刷り込んでいるようです。本人は好きで見ているんだと思いますが、確実に自分のイメージになって、プレーに現れているようです。この話を聞いて、なるほどな!って思いました。
 
 
まだ2002年組は、個人・つまり技術を巧くする為の練習中心に続けて行きます。最低限の技術は必要ですからね。でも、イメージを持つこと、サッカーを知るということは個人でも得ることができるんだなと思います。
 
サッカーを指導することも大事だけど、
サッカーって面白い => サッカーで遊びたい!・サッカーを見たい!
というふうに持って行けるような指導が大切なんだなと感じた合宿でした。
 
 
サッカー(技術ではない)を教える為には、コーチがたくさんサッカーを知ってないといけないプレッシャーがありますね...。
 
これまた、日々精進です。